「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記エクアドル編

2000.6.11(日)

 イザ、ペンキを塗りにカルロス宅へ。バスに乗るため、マリン駅へ。今日は、日曜だけあって人通りが多い。目の前にバス停が見える。ふと、横を見ると子犬と亀を抱えたオジさんが立っていた。その横には、足の不自由な少年がいつもの場所を陣取ってチップを稼いでいた。犬に目が行く。みんなで抱いたり、頭をなでたりする。買えないので、さよならを言ってバス停に向かう。

 「あーやられた!!」の言葉に後ろを振り向くと、青山さんがバックを両手で持って駈け寄って来るのが見えた。「うめさん、やられた!!」と差し出したバックは、無残にも横側がぱっくりと切られていた。「カメラだけがないんですよ」取られたのだ。宿からココまで、立ち止まったのは、ただ一つ。子犬と亀を持っていたオヤジのところだ・・・だとするとそこでやられたに違いない。後ろを振り向くが、後の祭り。もう、逃げてしまっているに違いない。

悔しさをかみ締め、バスに乗りこみ、カルロス宅へ。 牛模様に車を塗り始める。でも、なんだか元気がない青山さん。なんだか、全体的に落ち気味な雰囲気が漂う。でも、牛車完成。・・・でも、どっからどう見ても牛には見えず、どっちかと言うと砂漠を走る装甲車って感じかなぁ・・・これじゃ、ゲリラに攻撃されちゃわない?そう考えると、危ないじゃないかぁ・・・もっと可愛く、可愛くしなくちゃ。

 
2000.6.10(土)