「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記チリ編 2000.10.23(月) まだ、暗い中、鶏がコケコッコーと鳴いていた。どんどんとドアを叩く音。出発の時間だった。急いで、車に乗りこむ。時間は朝の4時30分だった。 夜空から白々と変化している。山々を背後から照らし出し、くっきりと山々の線が現われる。光にかき消されて行く南十字星を眺めながら、埃臭い車内に朝がやって来る。ホカホカと柔らかい陽射しが冷えた体を暖める。振動に耐えながら目を瞑ると軽い眠りが襲ってきた。見慣れた風景が広がる。やっとランクルが出発した地点に帰ってきたのだ。見慣れたマイクロバスが私達を待っていた。運転手に感謝の言葉を言い、もしかしたら高山病で死んでしまうかと腹をくくっていたので、無事ここまで帰って来れたことを感謝した。 宿で熱いシャワーを浴び、洗濯をして、横になると死んだ様に寝てしまっていた。ウユニ塩湖を見に行くのがこんなに大変とは思いもしなかった。こんな過酷なツアーはもう二度とないだろう・・・ |
2000.10.22(日) |