「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ブラジル編 2000.9.22(金) ちょいちょいとクラッチのガス抜きをしたら、なんとなく直ってしまったクラッチ。でも、前より遊びが多いような気がするのだが・・・ タイヤのパンクもついでに直してもらい、ボニートに向けて走り出す。牧草地の未舗装ダートを走る事30km。小さな町で道を尋ねようとエンジンを切ったら最後、エンジンはウンともスンとも言わなくなった。セルを回してもかからない。でも、押し掛けをすると掛かったので、急いでメカニックへ。教えてもらった所へ走って行くと、選挙事務所のような建物があるのみ。ここが、メカニックかと聞くとそうだというので見てもらう。大丈夫か?と心配げなうめちんをよそに、メカニックは、ちょいちょいと直してしまった。どうやら、ジェネレーターからの線が振動で外れてしまっていたらしい。「お金はいらないよ」と言うメカニックにビール代を置いて走り出す。 長閑な草原を走る事40km。貧民窟が現われた。え、もしかしてこれがボニート?ちょっと心外と思いながら走りつづけると舗装の綺麗な道路にぶち当たった。するとちょっと綺麗な街並み。ちょっとほっとするのもつかの間、今朝直したばかりのクラッチがまた利かなくなった。クラッチオイルはカラッポ。牛次郎の下を見てみるとぽたぽた水滴が道路に染みを作っていた。すぐ近くにあったメカニックに横付けする。苦闘の末、ようやく直る。いくら払えばイイかな?すると「コーヒー代でイイよ」と言うので、ビール代位のお金を渡す。こんなに一生懸命直してくれたのに、本当にそんな金額でいいの?と聞きたくなってしまった。さっきの電気のメカニックといい、この辺は、いい人が多いなぁ。日も暮れかかったので、メカニックの隣にあった宿に泊る事にする。 早速、リオ・ボニートシュノーケリングツアーを探しに町に出る。こんな小さな町なのに銀行、ツアーエージェンシー、レストランに高級ホテルと何でも揃っていてびっくり。一軒のツアーエージェンシーへ入ってみる。「シュノーケリングをしたいんだけど」と言うと「ボニートでシュノーケリングできる川は、3つあるんだよ。で、料金も違うし、距離も違うんだよ。で、どれに行く?君達車できたの?」「そうですけど・・・」「そうか、それなら車で現地まで行けるから、この金額しかかからないよ」ビデオを見ながら説明してくれた。ん?牛次郎で行くのか?ツアーのバスとか出てないの?疑問が残るが、ポルトガル語の説明では、限界があった。 取りあえず、別のエージェンシーへ行ってみると「今日は、だめだから。明日、またきて下さい」とあっさり追い返された。その隣のエージェンシーへ行ってみる事に。すると英語がしゃべれるガイドさんがいたので詳しく聞いてみると、シュノーケリングツアーは、現地発のものしかないんだそうだ。だから、自分の足で行くしかないようだ。そうでなければタクシーを使うしかないらしい。一軒だけ、バス送り迎え付きのツアーをやっている代理店があるけどそれだけ高いと言う事になる。シュノーケリングボートには定員があって、予約をしなければいけないそうなのだが、ボニートにあるのは、予約代理店みたいなもので、予約センターに問い合わせて予約を取ってくれるだけなんだそうだ。でも、今日はもう予約センターが閉まってしまったから明日でなければいけないと言う。ツアーは大体2時間ほどだと言うので日帰りもできるという。なあんだ、そう言う事か。やっと理解。明日、改めて来る事にして、宿に帰る。 宿に帰ると、エアコン、テレビ、トイレバス付きの部屋に変わっていた。なんだか得した気分で一日が終わった。今日も色々あったなぁ・・・牛次郎の故障連続記録はどこまで続くのやら・・・ |
2000.9.21(木) |