「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ブラジル編

2000.9.9(土)

 朝一番でニッケイ新聞を見にペンション荒木本館へ。「あんた達、大きく新聞に載ってるよぉ」荒木のおかあさんが、ニコニコ笑っている。えーー早速、新聞を開く。「海外旅行も情報時代。パソコンで危険予知」と言う見出しで、載ってる載ってる。しかも、紙面の4分の1も使ってでかでかと。私達としては、「牛模様の車で南米を旅行」と言う事を強調して欲しかったんだがなぁ・・・まあ、でも、新聞に載ったからいいとしよう。「新聞に載るなんて悪いことするか、事故、事件に遭うかしないと載らないんだよ」とはしゃぎまわるうめちん。新聞を持って、荒木の宿泊者達に見せまわっていた。

 昼ごろ、世界中の毒虫研究をしていると言う、ブタンタン毒蛇研究所に出かけることに。でも、今日は土曜日。もしかしてしまっているかもしれないので、ツーリストインフォメーションで聞いてから行く事に。「今日は、ブタンタン毒蛇研究所は開いてますか?」と聞くと電話で確認すると受話器を取った。「・・・電話にでないよ。確認が取れないから、たぶん閉まってると思う。今週の週末は特別だから」ああ、そうか。7日木曜日が独立記念日で祝日。金曜日を休みにすれば4連休と大型連休になるからなぁ。「普通の日に来るといいよ」と言われ、ブタンタン毒蛇研究所は、また後日にする事に決定。さて、どうしよう?と言う事で、念願の動物園へ行く事に。

 地下鉄青いラインの最後の駅で降りてバスに乗るんだと思っていた私達。終点の駅を出て、バス乗り場へ行き動物園行きのバスを探す。バスに「動物園行く?」とバスに聞いて回るが、どのバスも口をそろえて「この駅からは、出ない」と。え、そうなの?地下鉄の警備員に聞くと「ここから2つ目の駅サンジュダス駅からバスが出てるよ」と親切に教えてくれた。そうか、じゃあ戻らなきゃ。キップを買いに行こうとすると警備員のおじさんが「なに、地下鉄に乗ってきたの?」と聞くので「うん、分からなかったから、乗り過ごしてしまった」と言うと「そうか、じゃあ、ついてこい」と改札へ向かった。え、もしかして?もしかしてだった。警備員のおじさん、改札の中のオジさんに事情を説明してタダで通してくれた。なんていい人達なんだ!!何度も礼を言って地下鉄に乗り込む。感動が押し寄せる。

 今度は、間違いなく地下鉄を降り、動物園行きのバスに乗り込み無事、動物園に到着。結構、高い入場料だったが、せっかくだから入る事にする。土曜日とあって、結構な賑わい。メジャーな動物から珍しい動物までたくさんの動物がオリの中で徘徊していた。小さな人間と言う動物もわんさか徘徊していた。青山さんが日本から持ってきたデジタルビデオカメラにはまりきったうめちん。解説付きで、動物を撮りまくっていた。なんだか、将来ビデオパパになるのでは?いや絶対なるなこりゃと思うと笑えた。一目瞭然だよ、うめちん。

 広い園内を歩き回りくたくた。全部の動物を見ないうちに「もう動物は満腹」になったので帰る事に。

 帰り際、ニッケイ新聞社で私達が載った新聞を数部頂こうと、編集部に出向いたが、土曜日で閉まっていた。じゃあ、その辺のキオスクで買う事にするが、何部買う?考えていると青山さんが「私が選挙のときに、有権者に配れるように200部くらい買っていこう」と豪語していたが結局、私達の分と合わせて15部ほど買っていた。

 とうとう新聞に載っちゃった・・・実家に郵送しよう!!

2000.9.8(金)