「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ブラジル編

2000.8.20(日)

 ペンション荒木の前の通りを歩いていたら「はいはい、見て行ってね。タダだから」とビラをもらった。ビラには「日本フェスティバル・イン・サンパウロ」と大きく書いてある。そして、何故か日本人会館のホール席に腰を下ろしていた。今日は、お祭りらしい。演目を見ると「和琴」「津軽三味線」「古武道、居合」と書いてあった。日本では、お金を出せば見れるかも知れないが、タダではなかなか見れない代物ばかり。こんなところで見れようとは・・・

 日本文化を堪能して、東洋市へ向かう。地下鉄リベルタージ駅の前の広場は、人、人でごった返していた。露店が所狭しと並び、懐かしい、イイ匂いをはなっている。今川焼にソース焼きそば、たこ焼きにかき氷・・・何を食べようか?迷ってしまう。取り合えず今川焼を食べ、たこ焼きをみんなでほおばる。懐かしい味・・・でも、ちょっと高めの値段に腰引き気味だった。色々な工芸品の露店の間に盆栽屋を発見。白人系の外人が溜まっていた。日本では、じじくさいと思っていた盆栽だが、奴らには、「ファンタスティーック、日本の心デス」といった感じで流行っているらしい。結構、小さいが値段が張る盆栽がヒョイヒョイ売れて行く。日本では、結構バカにしていた私。そんなに人気があるのならばとよーく観察してみると、これが以外にかわいいことを発見。私も買おうかなぁ。日本じゃこの値段じゃ買えないし・・・真剣に考えるが、結局日本に持って帰るのが大変かと思い買わなかった。

 夕暮れになっても活気ある東洋市を背に、ここは、日本より日本らしい所かも知れない・・・そんな感慨にふけりながら、宿へと歩き出す。何故か心を冷たい風が吹きぬける。日本より日本らしい日本か・・・

 
2000.8.19(土)