「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ブラジル編 2000.8.8(火) サルバドールには、下町とセントロ地区とを結ぶ、高さ73mものエレベーターがある。それに乗って、下町を散策に行く。エレベーターに押しこまれたと思ったらすぐに下に到着。 目の前の民芸品市場に足を運ぶ。ここには実に多彩なものが置いてあり、値段は高めのような感じ。でも、交渉次第では安くなりそうな雰囲気だったが、時間も掛かるしめんどくさいので、相手にしない事にして市場の奥にあるステージへ。 軽快な音楽と共に褐色の締まった体に汗を滴らせた黒人さんが、カポイエラの実演をやっていた。踊る様に身をかわし、切れるような足技に華麗な空中技。みごと。ただ、汗で黒光りした黒人さんが「寄付・・・」と何度もやってきたときには、ちょっと引いてしまったが・・・ 今日のサルバドールはいつもと違うらしい。お祭りだそうだ。そういえば、あちこちの広場でステージを組んだりしている。いつもの露店のオバちゃんじゃなく、ちゃんとテントを張った店が並んでいた。 暗くなるに連れて、人も集まって来る。 そして、夜が来た。街中の人がここにいるのではないかと思うほどの人、人、人、そして、あふれんばかりのリズムが街中を振動させ、人々は思うままに踊り狂っている。音は途絶える事を知らず、人は踊りつづける。時間を忘れ、酒をあおり、町の中を踊りながら歩く。楽しくてしょうがない。 今日は、色々な意味で本当のサルバドールを見たような気がした。 |
2000.8.7(月) |