「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ブラジル編 2000.8.7(月) 雨の中、牛次郎を置ける駐車場付きの安宿か周単位で借りられるアパートを探して街を歩きまわる。 ツーリストインフォメーションに行ってみるが、「そんな安いアパートもホテルもここにはありません」と全然便りにならず。安宿街のホテルを何件も聞いて歩いたが、昨日、泊った宿より安い宿がみつからない。 しょうがない、もう一泊今の宿に泊るか、牛次郎の駐車場代もバカにならないなぁ・・・とあきらめ気味でとぼとぼ坂を歩いていると、ふと、安全そうな駐車場を発見。その横に「ホテル・ポウサダ」の文字も発見、駐車場の方は、月極めなので停める事は出来ないと言われてしまった。 では、宿の方は?ブザーを押して中に入れてもらう。階段を上がると大きなオバさんが2階のカギを開けて中に入れてくれた。値段は、今、泊っている所と同じでイイ感じ。部屋も広くきれい。ここの方が良いかも・・・でも値段が・・・ちょっと悩み気味の顔をしていると「分かったわ、3人で25ヘアルでイイから、うちにいらっしゃいよ」と値段を落としてくれた。 さらに「駐車場は、私が持ってるから大丈夫よ。だから、うちにいらっしゃい。ねね」その言葉に押される。「じゃあ、ここに来るから、もう少し安くならない?」と聞くと「ガハハハ、あんたらより安く泊っている人なんかいないわよ」はあ、そうですか・・・と言う事で、この宿に決める。 「まず、荷物を移動して、それから車を移動しよう」たったそれだけの事が理解できず、ポルトガル語の辞書を買おうと思った瞬間だった。宿にいた英語を話す人に通訳をしてもらって何とか理解。じゃあ、荷物を持って来るからと席を立とうとするとオバチャンが、何やら言ってきた。でも、理解できず。「しょうがないわね・・・ちょっと、服着替えて来るから、待ってなさい」数分後、まったく別人に変身してやってきたオバチャンに首根っこを捕まれて、「あんたたちの車はどこ?」そう言ってずんずん歩いて行く。 牛次郎の前に到着。「あら、デカイのねぇ・・・」何か考えてる様子。車を先に移動するのかと思ったうめちん。運転席に座ろうとすると「ああ、ちょっと待ちなさいよ。今、話しを付けて来るから」そう言って、駐車場のオジさんの所へずんずんと歩いて行く。「?話しを付けるって?」そう思いながらついて行く。 「ちょっと・・・」と駐車場のオジさんに話し始まったオバチャン。何か早口のポルトガル語でまくしたたている様子。少しずつ前進して行く。押され気味のオジさん、目も会わせず、苦い顔でどんどん後ずさり。そして、とうとう「分かったよ、そのチケットは破っていいから」どういうことに落ち着いたかしらないが、初回の3へアルのみで、追加料金は払わなくてよくなったらしい。さすが、オバチャン「ガハハハハ」と笑っていた。 取り合えず、荷物を移動。牛次郎で旅をしているせいか、荷物がものすごく重く感じられる。牛次郎と分かれたとき、バックパッカーに戻れるかな?超疑問である。 「で、車はどこに移動すればいいの?あそこに置いといていいわけ?」そう訪ねると「あのね、私の駐車場は小さくて、あの車は入らないのよ。だから、その辺にうろうろしているやつにお金を払って、見張っててもらうしかないわね。ガハハハハ、大丈夫よ、ちゃんと安く買収してあげるから」ちょっと話しが違うが、しょうがない。そうすることにする。 今日は、うめちんと結婚して一年になる日。美味しいご飯でもと夜のサルバドールに繰り出すことに。生憎の雨もうれしいことにやんでいた。 どこからともなく流れてくる音楽やオレンジの明かりが灯った美しい街並みに感動。楽しくって、ついつい、ご飯を食べる事も忘れて、夜のペロウリーニョ地区を歩きまわる。 はっ!!ご飯食べに来たんだっけ・・・「ねぇ、どこでご飯食べる?」すると、うめちん「ショー見ながらご飯食べるんじゃなかったっけ?よし、今日は、豪華なレストランに入るぞ!!」気合満万。でも、やっぱりケチケチな二人。そんな所に入れるはずもなく、目の前に現われた安い量り売りレストランで、料理をいつもよりちょっと多めに皿に載せ、冷たいビールをクイっと飲んだら満足してしまった。いっしょに来ていた猪飼さんに「・・・安く出来た奥さんで、、、」と誉められた。はいはい、旦那様も安く出来ておりますよ。 そんなこんなで、楽しく結婚一周年は終了。2周年目に突入ですよ。 |
2000.8.6(日) |