「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ブラジル編 2000.7.29(土) 朝、起きると、昨日あったはずの海が無くなっていた。海は一体どこへ?昨日、海があった所には、干潟が広がり波は遠く沖でざぶざぶ言っている。満ち引きが激しいんだぁ。 宿を探して、細道を走る。そして、プール、朝食付きで一人10ヘアルの宿を探しあてる。プールと聞いた途端、「そこにしよう!!」と急ぎ車の向きを変えたうめちん。超ご機嫌のもよう。宿を見てもっとご機嫌になったらしい。部屋に荷物を収めたときにはすでに水着を着用。「汚いわよそのプール。後で、掃除するから」宿のオバチャンが制するのも聞かず「ノー・アイ・プロブレマ(問題ないよ)」と叫び、ドボーン。気持ち良さそうに水浴びをしていた。呆れるオバチャン。笑う、猪飼さん。なんだか、久しぶりにホッとする感じ。 プールで泳いだ後は、ビーチで昼ビール。ギラギラと十字に輝く太陽が目に眩しく、肌に照りつける。真っ白だった私の肌は、この旅にでてからだいぶ小麦色に近くなってきた。もともと小麦色だったうめちんなんか、もうブラジル人と見分けがつかないほど真っ黒になってしまった。 村をフラフラ散歩していると、日本人カップルに遭遇。こんなマニアックな所に来る日本人は、只者じゃない。そう思い、声を掛ける。「どこからいらっしゃったんですか?」すると「ココには、レシフェから今ついたんですよ。僕たちスペインに住んでて、2ヶ月くらいブラジルのいい所に住もうかと思ってやってきたんですよ」やっぱり只者ではなかった。立ち話では何ですから、と、カフェに入り、そして話しに花が咲く。なんでも、二人とも旅好きで、妊娠中の奥さんが「子供が生まれたら、しばらく旅できないから」と、安定期に入ったのを見計らって出てきたとのこと。 スペインで、いろんな事業をやっているという旦那さん、昔、旅物の文庫本を出した事もあると言う奥さん。どちらも気さくで楽しい人達。夕食、いっしょにどうですか?と言うと、喜んでと言って宿にやってきた。そして、満天の星の下、酒を飲みながらいつまでもいつまでも話しに花が咲く。 |
2000.7.28(木) |