「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ブラジル編

2000.7.20(木)

 ガソリンがかぶっているせいか、昨日よりは調子が悪い牛次郎。4速快調現象はなくなっていた。

 最近、運転することに快感をおばえたらしい猪飼さん。だいぶ運転が楽しいもよう。快調に飛ばしていると、目の前に分岐のロータリーが現れた。なんとなくブレーキの利きが良くないせいかスピードが落ちないままロータリーに進入。標識もなかったので「どっちかな?」と言いつつ、そのまま直進のコースを進もうとする猪飼さん。

 と、左手にある大きな看板を見ていたうめちんが「あ、猪飼君。こっちじゃないよ、向うだ。Uターンして」と言うのと同じに、ハンドルを切る猪飼さん。「うわー、落ちる!!クラッチとブレーキ!!!」急なカーブを曲がり切れずに、間一発の所で、前輪が路肩を少し乗り越え崖の一歩手前で止まった牛次郎。4速のまま、1回で曲がれる角度じゃないヘアピンカーブを曲がるためにブレーキだけを踏んだため、エンストを起こし、ブレーキが利かなくなり、そのまま路肩目指して一直線・・・でも、無事にフォルタレーザに着いた。

 綺麗な海と砂浜。そして、にぎやかな通りに高層ビルが立ち並び、華やかな人々が行き来している。なんか場違い?そんな感じ・・・

 取り合えず宿を探すが、どれもこれも高い。泊れるような宿がない。どうしよう?考えた結果、フォルタレーザには、泊らずに郊外の村に行こうと言うことになった。そうと決まれば、すぐ出発。が、どうも調子が悪い牛次郎。ブレーキの効きも悪い。しかも、ガソリンスタンドで給油の際にスペア−タイヤがなくなっている事を発見。タイヤを押さえていた、チェーンがぶちきれていた。ホイールごとすっとんで行ったので、ホイールから買いなおさねばならなくなった。道路沿いのタイヤ屋に値段を聞いてみるとそんなに高くないし、牛次郎の特殊なホイールが1つだけあったのでここで買うことにした。

 道に迷い、やっとこ郊外の道路に出た頃には、とっぷり日が暮れていた。手近にあったガソリンスタンドに宿を取る。

 取り合えずビールに行ったうめちんが、変な音に気がつく。ちょろちょろと水が漏れるような音。音をたどるとなんと、ガソリンタンクからガソリンがちょろちょろと漏れていた。ライトを照らすと大きなヒビが入っていた。あの、悪路のせいに決まっている。コレは、ヤバイよ。明日、朝一番で直さねば。今夜は、ピタピタ漏れている所にバケツを置いて寝ることにする。なんだって、こう、トラブルが多いかね、牛次郎は・・・。

 
2000.7.19(火)