お香を入れる小皿が取り外し可能なため、小皿にアルミホイルをセットしたり、後片付けしたりする作業性が高いです。
小皿を載せる台は中央部が穴になっていて、小皿をセットしたときに小皿の底が熱源に対して露出するため、熱損失が抑えられます。よく考えられたデザインです。
小皿の材質はブラス(真鍮)で熱伝導率は鉄と同程度、アルミの半分くらいしかありませんが、底部が熱源に対して露出しているためアルミホイルを巻いても効率よく加熱できるようです。
小皿の高さを調節することができ、加熱を加減することができます。樹脂香「チャクラ・エナジー」を試しに焚いてみたところ、小皿の高さが全高の半分くらいの位置では加熱が強すぎて焦げたような匂いがしてしまいましたが、小皿の高さを最も高い位置まで上げたところ、ちょうど良い具合に加熱され、ピュアな香りを楽しめました。
着火した炭の上に載せる焚き方より香りは穏やかですが、よりピュアな香りのように感じます。私は炭の取り扱いに慣れていないため炭の火力の調節が難しく、強すぎて樹脂香が焦げてしまったり、炭が鎮火してしまったり、なかなかちょうど良い火力にすることができません。樹脂香は焦げてしまうとお煎餅のような香ばしさを発して本来の香りを駆逐してしまうため、樹脂香を良い感じに焚けずに苦戦していました。容易に火力調節できるこの香炉はとても使い勝手が良いです。茶香炉としても使えそうです。ただし製品全体がブラスでできているため、高さ調節用のネジや柱なども使用中は高温になり取り扱いに注意が必要です。