ブランド: 現代書林
催眠療法の教科書
催眠療法の教科書 - hypnotherapy textbook
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商品番号:ID-SPI-841
■催眠療法の教科書
この本は、催眠をまったく知らない初心者がプロの催眠療法士(ヒプノセラピスト)になるまでの教科書です。普通の人が催眠のかけ方を覚え、相談者の悩み事を解決に導く心理カウンセラーへと成長していくための本です。
ではまず、現在の催眠療法の現場がどのようなことを行っているのか、少し説明していきましょう。
ところで、あなたは催眠療法という言葉から何を連想するでしょうか?
たとえば悩める相談者に催眠術をかけて、問題解決のための暗示を与えるようなものでしょうか?
テレビで行われている催眠術を観ていると、気の弱そうな男性に「あなたは社交的になります」と暗示を与えたら、まるで政治家になったみたいに堂々としゃべりはじめたりすることがあります。このような光景を目にすると、催眠術を使えば性格改善などいとも簡単にできてしまうような印象を受けてしまいます。
でも、こういった催眠は一時的なものでしかありません。こんな催眠術のパフォーマンスで変われるほど人の心は簡単にはできていないのです。
実際の催眠療法では、催眠にかけたあとの暗示で問題を解決するようなことはしません。意外かもしれませんが、催眠にかけたあとでは自分が変わらなくて済む分しか暗示を受け入れないようになるからです。催眠を勘違いしている人だけが催眠状態での言語暗示で問題を解決しようとするのです。
催眠はその人が変わるためのトレーニングの道具です。しかし、あろうことか催眠を職業にしている人の中にも「催眠の暗示で悩み事が解決する」と信じているセラピストがいれば「催眠は暗示を使って潜在意識の情報を書き換えるものだ」と言っているセラピストもいます。こういった人は催眠の原理すらわかっていないのです。
催眠は正しく使えば、ほかの方法では解決できないものまで解決することができます。場合によっては、即効的に且つドラマチックなほどに解決することもあります。でも、そこでは催眠にかけたあとの言語暗示などで解決するような試みは行われていないのです。
催眠を正しく使っている催眠療法士は極めて少なく、相談者を解決に導けないセラピストがたくさんいます。それでもセラピストのほうは催眠暗示を与えたことによって問題が解決したのだと思い込んでいたりするのです。その原因は、問題など解決していないにも関わらず、セラピストの機嫌を損ねないように気を使い「お陰様で良くなりました」といって事を荒立てないように帰っていく相談者がたくさんいるからです。悲しいけどこれがいまの催眠業界の現状です。
しかし、催眠に導けるセラピストはまだマシなほうで、外国の大きな催眠団体の資格を持つヒプノセラピストの多くは、あらかじめ作成してある暗示文を読み上げるだけの朗読です。催眠誘導というのは相手の反応に合わせて先へ進んでいくものですから、暗記したセリフを唱えるだけでは普通の人を催眠に導くことはできません。そんな朗読で催眠にかかるのは思い込みの激しい人だけなのです。
さらに『前世療法』や『年齢退行』の危険性も知らずに平然と催眠分析を行っているセラピストもたくさんいます。それでもトラブルが無いのは、暗示文の読み上げで得たものがただのリラックスに他ならないからです。幸か不幸か、しっかりとした催眠に入っていないことが幸いしているのです。催眠療法を仕事にしている以上、少なくても催眠分析の危険性だけは理解していないとダメです。そうしないとやがてトラブルを招くことになります。
ときに、催眠術のかけ方を覚えただけで催眠療法士として看板をあげている人もいますが、その多くが宴会芸のようなトリックを使った方法で誘導するものです。しかし、催眠療法には催眠療法に適したかけ方があります。宴会芸のような催眠術を覚えただけでできるほど催眠療法は単純なものではありません。
この本は、現在の間違った催眠療法のやり方を払拭し、催眠の本当の可能性と活用法をわかっていただくために作成されました。
正しい催眠を身に付け、間違った催眠療法(ヒプノセラピー)を行わないために、どうぞこの本をお役だてください。
■目次
まえがき【第1章】催眠の概要と定義
●催眠は信頼という枠の中で行われる
●人間関係はどちらからでも断ち切ることができる
●催眠に導くために必要な信頼関係とは
●催眠形成のために不可欠な一点集中の法則
●アクの強い誘導スタイルは成功率を下げる
●無意識の社交辞令―状況判断の深鋭とは
●想像以上に鋭い潜在意識の計算
●暗示の長時間にわたる持続は状況判断の深鋭と催眠関係の強さ
●起きた現象は同じでも力動源が違う
●催眠術はどこまで悪用できるのか
●催眠術で異性の恋愛感情はコントロールできるのか
●力動源が変わる暗示の与え方
●意識が内側に向いた催眠状態ではイメージに臨場感が出る
【第2章】催眠状態を作り出すための基礎知識
●ナンシー学派とエミール・クーエ
●誘導をスムーズにするために催眠深度を頭に入れておく
●催眠を作り出すためにもっとも重要な基盤暗示
●この暗示技法を身に着けたら催眠は手に入れたも同然
●呪の暗示で心の病気になった女性
●偽物の薬と権威のある医師
●直接暗示と間接暗示は状況によって使い分ける
●そのほかの間接暗示とアナログマーキング
【第3章】催眠状態へ導く方法
●精神統一ができる環境をつくる
●催眠に入りやすい姿勢
●面接時のポジションと心掛け
●被暗示性テストは暗示感受性を高めるステップ
●観念運動の成功率は条件付けにかかっている
●等質性被暗示性亢進と異質性被暗示性亢進
●カタレプシー能力を確認する手の絡み合いテスト
●プロは保険をかけておく
●催眠導入は暗示文を読み上げるだけのパフォーマンスではない
●催眠へ導く瞬間―インダクション・ワーク
●プロとしての成功率をあげるために
●催眠を深化させる技術を身につける
●大切なのはその人の性質ではなくその瞬間の心境
●催眠を成功させるための重要な作業とは
●催眠を解除する覚醒法
●催眠を解くときに気をつけなければいけないこと
【第4章】自己催眠の指導
●誘導された催眠状態と自己催眠状態は根本的に違う
●自己催眠状態にリラックスが必要な理由
●自己催眠の代表作シュルツ博士の自律訓練法
●ジェイコブソンの漸進的弛緩法
●白隠禅師の軟酥鴨卵の法
●画期的な自己催眠法―意識野のコントロール
●身体に影響を与える暗示の力
●潜在意識の中にはアイディアが溢れている
【第5章】催眠療法の実際
●催眠の暗示だけでは根本的な解決はできない
●催眠術ショーの健忘暗示と催眠療法の健忘暗示
●催眠の感覚操作では麻酔なしの手術も可能
●事件解決の糸口にもなる―逆行催眠
●変形したトラウマの意識化―年齢退行
●年齢退行の不合理な点と危険性
●年齢進行で願望は達成できるのか
●本当はとても危険な催眠での前世療法
●イメージと感情の結びつき
●指の反応と交信する観念運動応答法
●ルクロンの振り子応答法
●自動書記による精神分析
●ジグムント・フロイトの業績と精神分析
●動かない足がカタルシスによって動き出した
●フロイトが考案した自由連想法
●自由連想法からの気づき
●催眠特有の心理療法―メンタル・リハーサル
●心理セラピストにとってもっとも重要なこと
あとがき
■著者紹介
林 貞年(はやし さだとし)※催眠誘導研究所 所長
※催眠誘導研究会 会長
※婚前セラピー CEO
※株式会社ニック代表取締役 社長
長年にわたる催眠の実績と労災病院勤務心理カウンセラー時代の経験を基に、独自の経営コンサルティングを発足。
催眠心理を活用したコンサルティングは、経営不振のショップから中小企業の業績アップに貢献している。
催眠技術指導では、初心者に対する催眠術のかけ方から、プロに対する催眠療法の技術まで、個人に合わせた指導を実施。
凝縮された催眠習得プログラムは海外からも高く評価されている。
メディア関係では、テレビ・バラエティー番組に出演するほか、人気ドラマの監修および技術指導を手がける。
出版物では、催眠術のかけ方に関する具体的な方法から、催眠術を恋愛に応用したマニュアルまで、書籍をはじめ、CD、DVDなど数多く出版されている。
出演、製作者 | 林 貞年 はやし さだとし |
---|---|
ブランド | 現代書林 |
【大ロットでの購入について】 | 飲食店様、雑貨店様など、業務用の数の多いご注文も大歓迎です。在庫がある分は即納できます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。 |
商品サイズ | 約21cm x 14.80cm x 2.20cm 約341g |
表紙
裏表紙
素敵な本です
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■催眠療法の教科書
この本は、催眠をまったく知らない初心者がプロの催眠療法士(ヒプノセラピスト)になるまでの教科書です。普通の人が催眠のかけ方を覚え、相談者の悩み事を解決に導く心理カウンセラーへと成長していくための本です。
ではまず、現在の催眠療法の現場がどのようなことを行っているのか、少し説明していきましょう。
ところで、あなたは催眠療法という言葉から何を連想するでしょうか?
たとえば悩める相談者に催眠術をかけて、問題解決のための暗示を与えるようなものでしょうか?
テレビで行われている催眠術を観ていると、気の弱そうな男性に「あなたは社交的になります」と暗示を与えたら、まるで政治家になったみたいに堂々としゃべりはじめたりすることがあります。このような光景を目にすると、催眠術を使えば性格改善などいとも簡単にできてしまうような印象を受けてしまいます。
でも、こういった催眠は一時的なものでしかありません。こんな催眠術のパフォーマンスで変われるほど人の心は簡単にはできていないのです。
実際の催眠療法では、催眠にかけたあとの暗示で問題を解決するようなことはしません。意外かもしれませんが、催眠にかけたあとでは自分が変わらなくて済む分しか暗示を受け入れないようになるからです。催眠を勘違いしている人だけが催眠状態での言語暗示で問題を解決しようとするのです。
催眠はその人が変わるためのトレーニングの道具です。しかし、あろうことか催眠を職業にしている人の中にも「催眠の暗示で悩み事が解決する」と信じているセラピストがいれば「催眠は暗示を使って潜在意識の情報を書き換えるものだ」と言っているセラピストもいます。こういった人は催眠の原理すらわかっていないのです。
催眠は正しく使えば、ほかの方法では解決できないものまで解決することができます。場合によっては、即効的に且つドラマチックなほどに解決することもあります。でも、そこでは催眠にかけたあとの言語暗示などで解決するような試みは行われていないのです。
催眠を正しく使っている催眠療法士は極めて少なく、相談者を解決に導けないセラピストがたくさんいます。それでもセラピストのほうは催眠暗示を与えたことによって問題が解決したのだと思い込んでいたりするのです。その原因は、問題など解決していないにも関わらず、セラピストの機嫌を損ねないように気を使い「お陰様で良くなりました」といって事を荒立てないように帰っていく相談者がたくさんいるからです。悲しいけどこれがいまの催眠業界の現状です。
しかし、催眠に導けるセラピストはまだマシなほうで、外国の大きな催眠団体の資格を持つヒプノセラピストの多くは、あらかじめ作成してある暗示文を読み上げるだけの朗読です。催眠誘導というのは相手の反応に合わせて先へ進んでいくものですから、暗記したセリフを唱えるだけでは普通の人を催眠に導くことはできません。そんな朗読で催眠にかかるのは思い込みの激しい人だけなのです。
さらに『前世療法』や『年齢退行』の危険性も知らずに平然と催眠分析を行っているセラピストもたくさんいます。それでもトラブルが無いのは、暗示文の読み上げで得たものがただのリラックスに他ならないからです。幸か不幸か、しっかりとした催眠に入っていないことが幸いしているのです。催眠療法を仕事にしている以上、少なくても催眠分析の危険性だけは理解していないとダメです。そうしないとやがてトラブルを招くことになります。
ときに、催眠術のかけ方を覚えただけで催眠療法士として看板をあげている人もいますが、その多くが宴会芸のようなトリックを使った方法で誘導するものです。しかし、催眠療法には催眠療法に適したかけ方があります。宴会芸のような催眠術を覚えただけでできるほど催眠療法は単純なものではありません。
この本は、現在の間違った催眠療法のやり方を払拭し、催眠の本当の可能性と活用法をわかっていただくために作成されました。
正しい催眠を身に付け、間違った催眠療法(ヒプノセラピー)を行わないために、どうぞこの本をお役だてください。
■目次
まえがき【第1章】催眠の概要と定義
●催眠は信頼という枠の中で行われる
●人間関係はどちらからでも断ち切ることができる
●催眠に導くために必要な信頼関係とは
●催眠形成のために不可欠な一点集中の法則
●アクの強い誘導スタイルは成功率を下げる
●無意識の社交辞令―状況判断の深鋭とは
●想像以上に鋭い潜在意識の計算
●暗示の長時間にわたる持続は状況判断の深鋭と催眠関係の強さ
●起きた現象は同じでも力動源が違う
●催眠術はどこまで悪用できるのか
●催眠術で異性の恋愛感情はコントロールできるのか
●力動源が変わる暗示の与え方
●意識が内側に向いた催眠状態ではイメージに臨場感が出る
【第2章】催眠状態を作り出すための基礎知識
●ナンシー学派とエミール・クーエ
●誘導をスムーズにするために催眠深度を頭に入れておく
●催眠を作り出すためにもっとも重要な基盤暗示
●この暗示技法を身に着けたら催眠は手に入れたも同然
●呪の暗示で心の病気になった女性
●偽物の薬と権威のある医師
●直接暗示と間接暗示は状況によって使い分ける
●そのほかの間接暗示とアナログマーキング
【第3章】催眠状態へ導く方法
●精神統一ができる環境をつくる
●催眠に入りやすい姿勢
●面接時のポジションと心掛け
●被暗示性テストは暗示感受性を高めるステップ
●観念運動の成功率は条件付けにかかっている
●等質性被暗示性亢進と異質性被暗示性亢進
●カタレプシー能力を確認する手の絡み合いテスト
●プロは保険をかけておく
●催眠導入は暗示文を読み上げるだけのパフォーマンスではない
●催眠へ導く瞬間―インダクション・ワーク
●プロとしての成功率をあげるために
●催眠を深化させる技術を身につける
●大切なのはその人の性質ではなくその瞬間の心境
●催眠を成功させるための重要な作業とは
●催眠を解除する覚醒法
●催眠を解くときに気をつけなければいけないこと
【第4章】自己催眠の指導
●誘導された催眠状態と自己催眠状態は根本的に違う
●自己催眠状態にリラックスが必要な理由
●自己催眠の代表作シュルツ博士の自律訓練法
●ジェイコブソンの漸進的弛緩法
●白隠禅師の軟酥鴨卵の法
●画期的な自己催眠法―意識野のコントロール
●身体に影響を与える暗示の力
●潜在意識の中にはアイディアが溢れている
【第5章】催眠療法の実際
●催眠の暗示だけでは根本的な解決はできない
●催眠術ショーの健忘暗示と催眠療法の健忘暗示
●催眠の感覚操作では麻酔なしの手術も可能
●事件解決の糸口にもなる―逆行催眠
●変形したトラウマの意識化―年齢退行
●年齢退行の不合理な点と危険性
●年齢進行で願望は達成できるのか
●本当はとても危険な催眠での前世療法
●イメージと感情の結びつき
●指の反応と交信する観念運動応答法
●ルクロンの振り子応答法
●自動書記による精神分析
●ジグムント・フロイトの業績と精神分析
●動かない足がカタルシスによって動き出した
●フロイトが考案した自由連想法
●自由連想法からの気づき
●催眠特有の心理療法―メンタル・リハーサル
●心理セラピストにとってもっとも重要なこと
あとがき
■著者紹介
林 貞年(はやし さだとし)※催眠誘導研究所 所長
※催眠誘導研究会 会長
※婚前セラピー CEO
※株式会社ニック代表取締役 社長
長年にわたる催眠の実績と労災病院勤務心理カウンセラー時代の経験を基に、独自の経営コンサルティングを発足。
催眠心理を活用したコンサルティングは、経営不振のショップから中小企業の業績アップに貢献している。
催眠技術指導では、初心者に対する催眠術のかけ方から、プロに対する催眠療法の技術まで、個人に合わせた指導を実施。
凝縮された催眠習得プログラムは海外からも高く評価されている。
メディア関係では、テレビ・バラエティー番組に出演するほか、人気ドラマの監修および技術指導を手がける。
出版物では、催眠術のかけ方に関する具体的な方法から、催眠術を恋愛に応用したマニュアルまで、書籍をはじめ、CD、DVDなど数多く出版されている。
出演、製作者 | 林 貞年 はやし さだとし |
---|---|
ブランド | 現代書林 |
【大ロットでの購入について】 | 飲食店様、雑貨店様など、業務用の数の多いご注文も大歓迎です。在庫がある分は即納できます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。 |
商品サイズ | 約21cm x 14.80cm x 2.20cm 約341g |