クミン

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クミン(4)

■クミンはインド料理の代表スパイス！！

クミンは、カレーの香りを作っている香辛料です。インド人は毎日、クミンを使っています。

食べて美味しいだけでなく、インド料理は食べる薬膳とも言われるように、健康面や美容面でも効能があります。このページでは、クミンの効能や保存方法、食べ方についてまとめてみました。

■クミンを上手に使うポイントは

クミンをうまく使うポイントは、油で炒めること。油で炒めてクミンの香りを引き出すテクニックをテンパリングというのですが、これがインド料理の奥義なのです。

例えば、カレーを作る時に最初にタマネギを炒めると思いますが、その前に油でクミンシードを炒め、その後に玉ねぎを炒めるとよりよい香りが楽しめます。

テンパリングをする際には、インドではこの様なタルカパンと言う道具を使います。

クミンの香りは油と相性が良いので、料理の最初に油をひく時に、一緒にクミンを入れて炒めると香りが引き立ちます。クミンを炒めた油で茄子を炒めたり、じゃがいもを炒めたり、コツが分かれば後は自由自在です！

クミンはカレーだけでなく、他にも色々な料理に使えます。とっても美味しいスパイスなので、色々な料理で活用してみてください！！

■クミンはホールとパウダー、どっちを選べばいい？

クミンは、まるごとのままのクミンホールと、粉にしたクミンパウダーの2種類の形で販売されています。

油で炒めるテンパリングの手法を使う場合はクミンホールをご購入ください。粉にしていないホールのクミンは香りが飛びづらく、長期保存に向いています。

ぱぱっとかけて使用する場合はクミンパウダーがオススメです。簡単で便利ですが、ホールに比べると香りが飛びやすいのが難点です。

■クミンの保存方法

クミンは上手に保存すれば長持ちします。パッケージの開封後、ホールは1年程度、パウダーは半年から1年香りが継続します。冷蔵庫に入れず、常温で保存しましょう。

クミンとコリアンダーは冷蔵庫に入れてはいけません。冷蔵庫に入れると香りが飛んでしまいます。スパイスの肝である香りを長持ちさせるには日光に当てて干してから、気密パックに入れると良いとのこと。そうすれば結構長持ちしますよ。

香りが良いクミンパウダーを使いたい場合は、ご自身でクミンシードをミルなどで粉末にすると、いつもフレッシュなクミンパウダーが使えますね。

■健康に役立つクミンの使い方

お腹がつかれた時に

小さじ1杯のクミンホールをコップ1杯の水に入れて沸騰させます。水が茶色に変わったら、ガスを止めてフタをします。クミンティーが室温になったら飲み頃。1日3回のクミンティーで消化力が高まり、軽度の腹痛が改善されます。お茶を少しマイルドにしたい場合は、クミンホールを煮出すのではなく、沸騰したお湯にパラパラと入れてみてください。

便秘を軽減させるには

クミンには便秘を軽減させる効果があります。便秘を軽減するためには、クミンを濃い茶色になるまでローストし、冷ました後にパウダー状にします。クミンパウダーを水やはちみつと混ぜて、空腹時に摂取すると。便秘が軽減されるそうです。

喘息と風邪の緩和

大さじ一杯のクミンホールと生姜のかけらをコップ2杯の水で煮出します。煮出したクミンウォーターをできるだけ頻繁に飲むことで、喘息と風邪の症状が緩和されます。喉の痛みも和らぐと思います。

source:10 reasons jeera or cumin seeds are great for your health

■クミンは世界中で使われています

クミンは日本ではあまり使わないスパイスですが、世界中の国々で使われています。南アジアや中東の料理にもよく用いられ、アメリカ大陸ではチリコンカーンなどに、またトルコ料理、ポーランド料理、レバノン料理、モロッコ料理、スペイン料理、メキシコ料理などなど、スープ、パン、ケーキ、ピクルス、ソーセージなどの料理に用いられ、漢方で胃薬としても用いられていす。