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シウダードボリバール宿&インターネット情報 2000.7.5

 シウダードボリバールはあの有名なギアナ高地の玄関口となる街。シウダードボリバールはオリノコ川の川幅が一番狭くなる所に作られた街でもあり、ベネズエラ史にとって非常に重要な意味をもつ街でもあります。

 ベネズエラがスペインから独立する際、独立の英雄シモンボリーバルが一度スペインに敗退した後に、一旦現在のシウダードボリバール、旧名アンゴストゥーラに軍を移しました。そしてアンゴストゥーラで軍隊の増強や独立の準備を進めた後に、1819年ボヤッカの戦いでスペインからの独立を勝ち取りました。それを記念してアンゴストゥーラはシウダードボリバール…日本語で言うボリバール市に名前を変えたのです。

 シウダードボリバールからギアナ高地に行くには何らかの形でツアーを使う必要があります。なぜならばギアナ高地の入り口となるカナイマまでは非常に状態の悪い道しか通っておらず、通常そこに行くためにはセスナで行くしかありません。またツアーを使用せずにセスナでカナイマまで行っても、ギアナ高地を見れるかと言ったらそうではなく、ギアナ高地そして世界で一番大きな滝エンジェルフォールはツアーでしか行けない所にあるのです。

 ツアーを申し込まなければいけない&良い宿も欲しい&インターネットもしたいと言う3つの欲求を同時に満たす非常に良い宿がありましたので紹介したいと思います。


Hotel Caracas

住所:Paseo Orinoco No82
TEL:26089
mailto:expediciones_dearuna@yahoo.com

 LonelyPlanetにも載っているバックパッカーには有名な宿ですが、某地球の歩き方には載っていません。

 宿は一泊1人3000から4000Bs(5US$〜8US$)位と物価の高いベネズエラでは良心的な値段設定。部屋はそんなに綺麗でなく、水シャワーとファンだけですが問題ありません。

 この宿は、宿の中にギアナ高地、グランサバナへのツアーデスクと、インターネットカフェがあります。この宿のツアーはギアナ高地ツアーで230$と他と比較して高いか安いかは良く分りませんが、非常にお勧め。飯は非常に美味しく、スタッフもスペイン語だけでなく英語が堪能なスタッフも居て、それぞれがとてもフレンドリーかつ暖かい気遣いにあふれています。私達が今まで参加したツアーの中でもピカ一のツアーでした。

 インターネットカフェはGlobalIMEが入っていて日本語が出来るマシンもありますし、電話線を貸してくれるサービスもあります。マシンの数は4台。それぞれきちんとしたスピーカー付きで新しいマシンが揃っています。

 回線は通常の電話回線。それを1台のマシンがDHCPサーバーになって他のマシンをネットワーク共有させていると言う形になっています。ここでLAN接続は試していませんが、問題なく繋がるのではないかと思います。もし繋がらなくても電話線を貸してくれますので問題はありません。

 料金は1分70Bs(12円)。1時間4000Bs(650円)と他の国と比較するとちょっと高めですが、ベネズエラの物価を考えたらそんなものなのでしょう。

 ここはスタッフも非常に親切ですし、キッチンも借りられますし、まったく文句の付け様のない素晴らしい宿でした。

 

モドル