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ペルーを車で走る 2000.11.10

 南米地図を見るとペルーはそんなに大きな国ではありませんが、実は南北に4000km位ある非常に大きな国。南米地図を見て、「なんだ、ペルーってそんなに大きくないじゃん」とたかをくくるととても痛い目に会うので要注意。←実際私達はたかをくくって痛い目を見ました(笑)

 ペルーと言うと一番はじめに頭に浮かぶのは何と言ってもマチュピチュ。でもペルーの魅力はマチュピチュだけではありません。ペルーはアンデス、海岸砂漠、アマゾンと非常に多くの顔を持っている国。ペルーはゆっくり時間をかけて見たい国の一つと言えるでしょう。


延々砂漠が続く海岸砂漠地帯。いくら走っても砂漠だからいい加減イヤになる

 ペルーの道は以前は非常に悪い事で良く知られていましたが、フジモリ政権になってから道はどんどん良くなってきています。以前リマからクスコにあがるのは非常に辛いと言われていましたが、現在リマ←→ナスカ←→アバンカイ←→クスコ間は完全に舗装されていて問題ありません。海岸砂漠地帯を通るパンアメリカンハイウェイも南はタクナから北はトゥンベスまで完全舗装されています。アンデス山中のクスコ←→プーノ間も舗装はちょっとイマイチですが問題ないと言えます。

 ただ、一度幹線を外れると道は当然未舗装。ペルーのグランドキャニオンと呼ばれるキャニョン・デル・コルカへ行く道は標高4800mを越える高山道路ですが、未舗装です。未舗装でもバスが走っている道なので行けないわけではありませんが、時間がかかる事と、空気が薄くなるのでエンジンのパワーが出ない事を覚悟した方がいいでしょう。

 以前はガソリンが非常に安い事で知られていたペルーも今は先進国並みの値段になっています。ガソリンはリッター約60円。オクタン価が高いガソリンは80円くらいします。隣国のチリとはほぼ同じ値段ですが、エクアドルよりは高い値段となっています。エクアドルから来る人はしっかりエクアドルでガソリンを買ってきたほうがいいと思います。

 ペルーを走るのだったら一度は走ってほしいのは、やはりアンデス。山を登り、下り、延々それの繰り返し。アンデスはこんなに険しいのかと言う事を体で感じる事が出来ます。決して楽な道ではありませんが、南米に来たら一度は走ってみたい道の一つと言えるでしょう。 

モドル