ニカラグアのみならず中米では、アメリカのお下がりと思われるスクールバスを普通のバスとして使用しています。バスはBulueBird Co.と言う会社のもので、アメリカの小中学校で使用していたものなのでしょう。その証拠に、時々「Your childlens safety is our business」とか書いたステッカーが張ってあったりします。ですが、そう言った様に原型をとどめているバスはあまり多くなく、中に書いてあるのは大体「Dios
es amor」とかのキリスト教関連の物が多いのですが。
日本だったらもう見る事がないボンネットバスですが、中米ではいまだ現役。日本だったら郷愁をかきたてる存在のバスは、人々の日常の足として活躍しています。中米ではスクールバスが一番安い交通手段なので、私達も日常的にこれに乗っていました。
そしてこの写真はバスに燃料を入れている所。私達がホンジュラスの国境を越えてニカラグアに入った所で拾ったバスが途中で止まったので「なんで止まったの?」って聞いたら「燃料入れるから」との事。でも、周りにガソリンスタンドなんてないしなぁ…と思っていたらバケツを抱えてくるオッチャンが一人。「え?もしかしたらこれ?これ燃料?」と思っていたら、写真の様に入れはじめたのでした。
こっちのバスは第3世界の自動車の例に漏れず燃料計はおろか、スピードメーターが壊れているものがほとんどを占めています。グアテマラでも、バスで走っていたら突然バスがエンコして、「どうしたのかなぁ?」と思っていたら他のバスから燃料を分けてもらっていました。分けてもらうのも当然ゴミがいっぱい入っていそうなバケツで…。
全くもっていいかげんで良い加減なのでした。
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