「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

メキシコモバイル総まとめ 99.10.8

電源:総合評価 5

 まず、電源は115V、電源プラグも日本と同一で何の問題もありません。(^_^)電源の安定度も非常に良く、安心して一般電気製品を繋げます。しかし、メキシコは雨季になると非常に雷の多いところです。雷が一般ACに入る可能性があります。ですがこれは日本でも同様です。

公衆電話:総合評価 3

 公衆電話はその数が非常に多く、また、壊れている電話機がほとんどないと言う点で評価は非常に高いです。ほとんどどこの町に行っても同じ電話機があり、電話のかけ方も液晶表示され、その言語もスペイン語と英語の切り替えになっているなど、まさにユーザーフレンドリー。電話をかけるときに初めての人でもほとんど迷いません。

 音響カプラとの相性もそこそこ良く、たまに12800BPS以上通信速度が出る時があります。しかも、モバイルするときに必ず必要なパソコンを置く台が必ずあり、外の人にパソコンがが見えないようになっている覆いがあるなどモバイルする条件は整っています。(その様子はウメ日記「メキシコで初めて繋いだインターネット」参照。)

 しかし、大きな問題があります。それは値段。はっきり言って異常に高いのです。市内通話は日本と同額の1分10円、市外通話は日本の倍以上の30秒40円します。この値段がなければメキシコの公衆電話の評価はもっと高くなっていたはずなのですが…。

電話での接続事情:総合評価 4

 まず、高速な通信を行うのには電気的に結線する必要があります。これは通常日本ならばただ単にモジュラージャックを繋ぐだけなのですが、海外ですと多種多様なモジュラージャックの形態があり一筋縄では行きません。

 ですが、メキシコはモジュラージャックの形態が日本と同一のRJ-11型。日本で通常使っているモジュラーケーブルを持って行っても全く問題ありません。 アクセスポイントは、さすがにアメリカに近いだけあって結構ふんだんにあります。AOL,iPass,Gricのどのプロバイダーもメキシコシティーにアクセスポイントを持っていて、全く問題なくインターネットに接続できます。ですが、メキシコは広いです。

 さすがに小さな町、メキシコシティーから遠いところに行くとアクセスポイントは非常に少なくなります。アクセスポイントの数はGricよりもiPassの方が多く使いでがあります。AOLは良く分かりません。メキシコだけに行く人はiPassが使えるプロバイダ、端末を用意して行くと良いでしょう。

 電話回線事情は場所によって大分異なります。まず、メキシコシティーでも場所によっては雑音が混じり、時にネゴシエーションに失敗するときもあります。しかし、同じメキシコシティーでも雑音が全くなく、クリアな通話が出来る場所があるのも事実です。しかし、パレンケなど、いったん小さな町に出てしまうと回線状況は悪くなり、時として切断される場合もあります。ですが、ほとんどの地域ではちょっと遅いなと言うくらいで問題なく通信できるはずです。

 また、気になる電話回線の安心度…モデムにそのまま回線を繋いでも問題ないか…ですが、メキシコではほとんどの場合問題ありません。モデムチェッカーを持っていく必要もないでしょう。

インターネットカフェ:総合評価 3

 インターネットカフェは都市によってその数が異なります。私達が一番始めにインターネットカフェを利用したグアダラハラでは一軒しか見かけませんでしたが、オアハカでは小さい街の中に10軒ほどのインターネットカフェがひしめいていて、簡単に見つける事が出来ます。

 私達がインターネットカフェを利用した街毎のインターネットカフェの発見しさすさは…

 グアダラハラ…この街には多分インターネットカフェは一軒しかありません。ソカロの近くにありますが、看板がそとから見ても非常に分かりづらいので、自力で発見するのは不可能でしょう。LAN接続可能ですが、機械の事をきちんと分かっている技術者は常駐していません。ですので、自力でLAN接続を確立する必要があります。回線はちょっと遅いです。

 グアナファト…この街には2軒あります。両方とも、市内の目立つ場所に広告のビラがはってありますので、分かり易いです。片方は私達は利用していませんが、一軒は技術者が常駐していて、非常に親切です。インターネットしていると飴をくれます。(^_^)回線はちょっと遅いです。

 メキシコシティー…この街にはいっぱいインターネットカフェがありますが、なにぶん街が広いので発見しづらいのが難点です。一番発見し易く、使い易いのが「ペンションアミーゴ」の中のパソコン(上写真)でしょう。ここは日本人用の安宿で、インターネットカフェではありませんが、30分15ペソ(180円)でマシンを貸してくれます。また、電話線接続も可能です。自分のマシンを持っている人はここでやるのがBestだと思います。あと、市内の中心部に出て目を凝らして探せばインターネットカフェは発見できるはずです。多分どこのインターネットカフェもLAN接続は可能だと思います。

 オアハカ…この街は小さく、しかもインターネットカフェはいっぱいあります。その中でも、カテドラルの近くにあるHi-Netと言うインターネットカフェ(右写真)は電話線を貸してくれ、かつ非常に親切で安い(1時間25ペソ)で良かったです。ここのインターネットカフェにはGrobalIMEが入っているマシンがあるはずです。他にもいっぱいインターネットカフェがありますので、交渉次第でLAN接続出来たりすると思います。

 パレンケ…この街には一軒しかインターネットカフェがありません。ですが、町が非常に小さいので問題ないと思います。ここのインターネットカフェはLAN接続可能です。あと、ここにはスキャナーがあります。しかし、高い(1時間30ペソ)、遅い(FTP接続してもブチブチ切られる)、がめつい(学生割引可能なのだが、パレンケの学生しか割引しないと言い張る)と3重苦です。愛想は良いですし、技術者もしっかりしているのですが…。3重苦の中でも遅いのだけにはほんと閉口しました。(;_:)ですので、本当にインターネット接続したい人にしかお勧めしません。

総合モバイルしやすさ:総合評価 4

 メキシコは、海外モバイルするのに、特に問題ない国でした。治安はほとんど問題なく、自分達で注意していればマシンを盗られたりするような事もありません。街頭の電話屋でインターネットするのはあまりお勧めできませんが、危険過ぎると言うほどではありません。しかも、電話屋はそこら中にありますので、電話回線を借りたい人は奥まった所に電話がある電話屋でインターネットすれば良いでしょう。

 インターネットカフェでインターネットする時に、多少の技術は必要になりますが、それ意外はにこにこしていれば良く、全く問題ありません。以前紹介したGrobalIME等も事前に断れば問題なくインストールさせてくれると思われます。  海外モバイル初心者の人でも、まあ問題ないと言う事で総合評価は4です。

 モドル