「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 
メキシコで初めて繋いだインターネット 99.9.01

 メキシコに入ってきてからと言うもの、まったくと言っていいほど安心してインターネット出来る環境がありません。アメリカでは、どんな安モーテルでも、必ず電話が部屋についていますのでほぼ必ずインターネットに安心して繋げることが出来たのですね。

 しかし、ここメキシコではそんな話はどこにもありません。私達自身が極力旅費を節約するために、現地の人と同じホテルに泊まっていますので、温水シャワーが出ればめっけもの。バスタブ、エアコン、電話、などは望むべくもありません。でもなぜか、時々TVがついているのですが。

例えばこれは、私達がメヒカリで泊まったホテルです。ここのホテルは、まず鍵がかからず(大分問題あり。テーブルをドアに寄せて寝た。)、窓なし、シャワールームは電気がつかないと言う、三重苦を背負った部屋でした。安宿のヘレンケラーと呼んでも差し支えありません。

 

電気製品は、ファンだけ。ちなみにメヒカリは非常に暑いところで、私達が行ったときも推定35度以上ありましたのでファンがない部屋になぞ泊まることは出来ません。ファンがあっても大分寝苦しかったです。

部屋の中に電話がない以上、人目に付かないようにして電話を使うのは不可能です。それではどうしようか?どうやったら安全に通信できるだろうか?色々考えました。

1、高級ホテルのロビーで通信

2、人目をはばかってメールのみ通信

3、ホテルの電話を借りる

4、誰か友達になってそこの家の電話を借りる

と言う、4つの手段をとりあえず考えた後に、私達は、2の人目はばかり方式をとりあえず採用しました。私達が今、グアダラハラで泊まっているMaxico70ホテルのすぐ前には電話コーナーがあります。そのホテルの前は、夜になると人通りが非常に少なくなり、人に見られずに電話&通信するにはもってこいです。また、何かあったときは「HelpMe!!」と叫べばすぐにホテルの人が出てきてくれる位置にあり好都合です。

ということで、夜中Kと二人で出て行き、メールを出してきました。この公衆電話はメキシコ中どこに行っても見つかるカード式の電話で、メキシコ製かと思いきや実は日本のアンリツ電気製でした。(^_^)

この公衆電話と、音響カプラーの相性は非常に良く、電話機の後ろでうるさい車とかが通りすぎてもまったく問題なく通信することが出来ました。速度は音響カプラーなので、9600BPSでしたが。

この国は公衆電話が非常に豊富な国でして、とにかくこの写真に映っている形の公衆電話がいたるところにあります。しかも大半の公衆電話が非常にきれいで、壊されているものはほとんど見当たりません。

社会資本がきちんと整備されているのを見ると、「この国はしっかりしているんだなあ」とか、「それなりに治安が良いんだなあ」とか思えてくるものです。

 

 

モドル