「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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安くてすいません−エクアドルの物価− 2000.5.13 南米の赤道直下に位置するエクアドルは、かの有名なガラパゴス諸島があると言う事や、赤道直下の国であると言うことよりも、バックパッカーには南米一物価が安い国として知られています。 旅行者の間でエクアドルの話が交わされると、決まって「なんか、宿が凄く安いらしいヨ」とか、「宿代がなぜか食事代より安いらしい」等と、とにかくエクアドルの物価がいかに安いかを強調した話が続きます。そして最後には必ず、「だから君も行ってみるといいよ」となるのです。
エクアドルはここ数年、年率30から40%の割合でインフレが徐々に進行し、ついには南米の中で物価が一番安い国になってしまいました。日本にいるとインフレと言う言葉は分っても、全く実感が沸かないかと思うのですが、南米では結構色々な国でインフレが起こっています。 例えば昔のチリ。現在のチリは物価も安定し、治安の良い所として知られていますが、20年位前にはとても物価が安かった時があったと言います。1$あればチリビールがテーブルに立たない程買えたと言う話を聞きました。 また、フジモリ大統領就任時のペルー。これは正確にはインフレと言う訳ではないですが、フジモリ大統領の就任後6ヶ月の間にガソリンの価格がなんと32倍に跳ね上がりました。今のガソリン代が3.3リットルで230円位とあまり日本と変わりませんが、良く考えてみるとフジモリ大統領就任前は105リットルで230円だったのですね。本当に凄い話です。 さて、私達が今居るエクアドル。さすがに今のエクアドルは前述の話ほど物価が安いと言う訳ではないのですが…ちょっと紹介してみましょう。
と言った塩梅。とにかく安いのが判っていただけたでしょうか? 私達も一生懸命服を買ったリ、ファーストフードを食べてみたりと色々贅沢三昧をしているのですが、どうやっても1日2000円以上使う事が出来ません。(^_^) ですが先日、エクアドル政府が2年後をめどに通貨を現在エクアドル国内で使用されているスクレからUSドルにすると発表しましたので、この物価安も残念ながら2年後位には無くなってしまう様ですが…。 |