「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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パソコンの持ち歩き方 2000.11.21 前提として海外ではパソコンは出来るだけ持ち歩かない方が良いと思います。パソコンを街中に持って歩けばそれだけ盗難や、破損の確率が増えますし、第一余計な荷物が増えて行動の自由が妨げられます。しかし、海外モバイルをしているとどうしてもパソコンを持って街に出なければいけない時があります。そう言った時にいかにして盗難や破損の危険性を減らすかと言うのは大きな問題になります。 破損の可能性を減らすのが第一なのか、盗難の可能性を減らすのが第一なのかまず選択しなければいけません。自分が滞在している街の治安を考え破損を重視するか、盗難を重視するか考えましょう。破損と盗難、両方を重視する事も出来ますがどうしても隙が出来てしまいがちです。破損と盗難の両方を重視した運び方を知っている人はぜひ教えてください。 私が移動して居る時はまず出来るだけ破損しない事に重点を置いてパソコンを持ち運ぶ事にしています。パソコンは丈夫な金属製のケースの中に入れ、どんな衝撃があっても問題ないようにしておきます。パソコンを入れているケースはちょっと荷物チェックされてもわからない様にバックパックの奥に入れておきます。金属製のケースは市販されているものもありますが、パソコンしか入らないものや、スペースにムダがあるものが多いので自作しました。 このケースは横浜の中華街でたまたま見つけたものですが、VAIO C-1、CD-ROM、FDD、ACアダプター、PCMCAIカード6枚が全て入り、非常に使い心地良く出来ました。買った時は素のままのアルミのケースだったので、その中に発泡ウレタンを敷き、アルミにかかった衝撃がそのままパソコンに伝わらない様にしました。また、PCMCIAソケットの分だけ多少発泡ウレタンをカットして使っています。発泡ウレタンは東急ハンズで購入しました。この発泡ウレタン、いくら押しても必ず元に戻る優れものです。 街でパソコンを持ち歩く時は、まず盗難されない事に気を使っています。上記の金属ケースに入れて持ち歩いていたら、何か重要なものを持っているように見えますので、街では現地の人が使っているビニール袋に入れています。中南米には穀物を入れている袋を再利用したビニールの買物袋があり、現地の貧民層の人達が使っているものなので、その中にパソコンを入れておいても中にパソコンが入っているとは絶対に誰も思いません。それを写真の様に手にぐるぐる巻きにして、いつも触っている様にします。自画自賛ですが、この方法はかなり安全だと思います。 そんなビニール袋に入れなくっても、ちゃんとしたバックに入れればいいじゃないと思われる方も多いと思います。日本だったら確かにそうです。また、治安の良い所であればそれでまったく問題ありません。しかし治安の悪い所ではバックを持っていると、それだけで盗難の対象になる所もあるのです。現地の人達がバックを持っているからと言って安心してはいけません。現地の人達は泥棒がなにを狙うか良く知っています。泥棒が欲しいのは現地の人達が持っているものではなく、私達が持っている高価なカメラやパソコンなのです。 バックを持っている場合、バックを自分の後ろに下げてはいけません。バックは必ず自分の前に、抱える様にして持ちましょう。バックを後ろに下げていた場合、知らないうちに切られたり、開けられていつのまにか物がなくなっています。「バック切られるのなんて判るに決まってるじゃない」と泥棒される前は多くの人は言うのです。しかし、バックを切られてみると「いつ切られたなんて全然判らなかった」と言うのです。相手はプロなのです。 荷物に気をつけて、楽しい海外モバイル生活を送ってください。 |