「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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カルタヘナインターネット情報 2000.6.23 カルタヘナはコロンビア北部のカリブ海沿いの街。カルタヘナの地図を見ると、陸地から大きな岬がひょっこっと海に突き出していて、その岬の中に旧市街とボカグランデと呼ばれるリゾート地帯が広がっています。地図でその地形を見るだけでもここが素晴らしい土地だと言うのはわかるのですが、実際に訪ねてみるとやはり、南米の中でも一二を争うほど素晴らしい所です。 カルタヘナはその昔スペインが南米の富を自国に輸送するために作った港で、海賊に非常に悩まされたらしく、旧市街の周りには海賊除けのための城壁が続いています。今となってはその城壁も、岬の中の限られた所に作られたコロニアルの街並も旅人の郷愁を誘うものでしかないのですが。 カルタヘナは混血を基本とするコロンビアの各都市の中でも、非常に黒人が多い街。街を歩くと白人はもとより、肌が浅黒い人もあまり見かけません。街にいる人の内、約70%以上は黒人と言う印象を受けます。またカルタヘナは非常にツーリスッティックな街で、旧市街を歩いていると頻繁に「日本人?」とか、「こにちわ(大概の外人は「こんにちは」とは言えない)」とか、「Hai!! My friend!!」などと声をかけられます。南米を旅行していて、ほとんどそう言う所はなかったので、新鮮かつ非常にうるさく感じます。 カルタヘナは歩き方によると旧市街とボカグランデには警官がそこらじゅうにいるので安全だと書いてありますが、私達はそうは思いません。私達が旧市街に着いた時、ホテルを探すために車を停めて、1人がホテル探しに、3人が車の中で待機していたのですが、その車に1人のマリファナでラリった黒人プッシャー(麻薬小売人)が近付いてきて、なにか色々話し掛けて来るのです。 最初はちょっと相手をしていたのですが、あまりにもうるさいので終いにはみんな相手をしなくなりました。だって、マリファナでラリった奴の話を聞いたって仕方ないですから。そうしたら皆が無視するのをいいことにそいつは車の窓から手を伸ばし、車の中にあるカメラを盗もうとしたのです!! みんなが見ている前ですらこうですから、本当に安心は出来ないのだ…としみじみ思いました。 そんな事もあり、旅行者と見ると声をかけてくる奴もいっぱいいて、私達は「ここって、治安の悪い所だねー」と話をしていたのです。 さて、そんなカルタヘナですが、ここは観光地なので御多分に漏れずインターネットカフェはいっぱいあります。ですが治安がそんなに良くないので、インターネットカフェまでパソコンを持って行って接続するのだったら、自分の泊まっているホテルで接続させてもらう等のもっと安全な方法を取った方がいいのでは?と思います。
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