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ブラジルのキオスク 2000.9.12

 ブラジルのちょっと大きな都市に行くと必ず雑誌やちょっとしたお菓子を売っているキオスクがあります。キオスクはサンパウロでは大体メトロ(地下鉄)の駅前にあるのですが、街外れにあるときもあります。キオスクは普通の屋台と違って4平米ほどのボックス型の小さなお店になっています。

 キオスクのメイン商品は数々の雑誌。雑誌の他に、タバコやお菓子がありますが、それらは大体レジの前にちょこんと置かれているだけです。数ある雑誌を一言で言うのは非常に難しいのですが、あえて一言で言うと「付録がいっぱい」と言えるでしょう。


人形が付いている雑誌。人形が商品なのか、雑誌が商品なのか…不思議だ

 とにかくブラジルの雑誌にはよく付録が付いています。日本でもコンピュータ雑誌に付録がついおているのは当たり前になってきましたが、ブラジルのそれは格が違います。ブラジルのコンピュータ雑誌には製品版のCDがついているのが当たり前なのです。「どうせ付いていると言っても、古い奴だろ?」と思うのですが、結構新しい物がついていたりするのです。先日私達が買ってきたCD付き雑誌はなんとあのDIABLO付き!!(2年前に出た最高に面白いPCゲーム。ゲームプログラマだったウメが世の中にあるゲームの中で一番面白いと思っている)DIABLOだけでなく、UNREALや、TestDrive5、MonacoF1Racing等の3Dゲームも雑誌に付いて売っています。ちなみにお値段は15ヘアル(800円)。びっくりの安さです。

 数あるCD付きPC雑誌の中でも一番びっくりしたのが、一冊にBolandC++Buikder3と、MacromediaFlash3の2つがバンドルされているもの。日本で買えばBolandC++Buikder3は3万円、MacromediaFlash3は1万円くらいですが、ここでは何とたったの15ヘアル(800円)!! 素晴らしいを軽く通り越して、感動モノ。

 その他にも、色々な雑誌がありますが…人形雑誌にはなぜか人形がついていたり、DVD雑誌には映画が入っているDVDが付録で付いて来たりともうなんでもありの世界。ブラジルのキヨスクはポルトガル語が判らない私達でも楽しめる付録ワンダーランドなのです。

 ただその分、雑誌の中身はお粗末としか言いようがありません。私達、以前日本で流行ったレミングス付きの雑誌を買ってきたのですが、雑誌が入っていると思ったらポスターが一枚付いていて、それでおしまいなのでした。ポルトガル語が判らないと言っても、雑誌が入っていて活字が読めると思っていたウメはだいぶがっかりしてしまったのでした。

モドル