「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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頭に来る国ボリビア 2000.4.6 1週間くらい前にペルーからボリビアに移ってきたのですが、ボリビアに入ってから3日間の間に立て続けに嫌な事があって、ほんとボリビアは頭に来る国だと思いました。:-< まぁ、ちょっと紹介してみましょう。 1、法外なバス料金の巻 今ボリビアでは全国的にバスのストライキでバスが動いていないのですが…。ここコパカバーナのツアーエージェンシーでは、一般のバス が動いていないのをいいことに、ツーリストの足元を見た法外な値段の バスチケットを売り出しています。 ふだんは15ボリビアーノ(200円)でラ・パスに行けるのですが、今の料金は100ボリビアーノ(1500円位)です。そのチケットは、ラ・パスに行く と言って売り出しているのですが、よくよく聞くと、ラ・パスまでの距離の半分の町までしか行かないとの事。ほとんど詐欺。 ちなみにここコパカバーナから、ラ・パスまでは、200kmくらいしかありません。おいおい、ボリビア人。物価が10倍以上する日本だってそんなにしねえぞー−−。時間がシビアな外人観光客の足元見過ぎです。
2、キッチンを借りるの巻 ティティカカ湖の中の太陽の島に行った時の事。太陽の島には現地の人は1000人ぐらいしか居ず、レストランやホテルがあってもほとんど観光客しか使いません。そこのレストランでご飯を食おうと思うと、15ボリビアーノ(230円)位し ます。(ちなみに普通の町のレストランは3〜4ボリビアーノ(70円位)) あまりにも人を馬鹿にした値段なので、私達は自炊をしようと思いました。ですが食料買って来ても、キッチンを貸してくれないのでは仕方ありません。なので、買ってくる前に宿のオーナーに「ねえ、自炊したいんだけど、 キッチン貸してくれる?」と聞きました。宿のオーナーは「そうだよね。 この島、食べ物高いものね。自炊するのが一番良いよ。つかいなつかいな。」とにこやかに言ったのでした。 そして、私達が材料を買ってきて、キッチンに行くと…同じオーナーが「あのさ、キ ッチンは5ボリビアーノなんだ」と言い放つのです。「は?じゃあ、さっき 貸してくれるって言ったときになんで言わなかった? なんで、自炊するのが一番安いなんて言った?」と言ったら、まともに反論しようともせず、別に使いたくないんだっ たら使わなくって良いよと言う態度をするのです。 どっからどう考えたって、材料を買ってきた後に値段を言うのは汚すぎ。しかも、5ボリビアーノはふつうの街で一食以上食える値段。 あまりにも頭にきたので、その夜は結局キッチンは使わずにそのままパン食って寝ました。 3、荷物をむりやり置かせようとする宿の巻 太陽の島に行く前の日の話。某地球の歩き方に乗っていたオススメ宿で、太陽の島にどう行くんだと聞いたら、そこのオヤジは私達にチケットを売りつけにかかりました。チケットは往復で15ボリビアーノと他の日本人から聞いていた10ボリビアーノよりもちょっと高かったのでした。 オヤジから太陽の島の情報を聞いたリ、ボートの値段を値切ったりした後、私達はおもむろに「荷物を置かせてくれる?」と聞きました。そうやって聞いて、荷物保管代を取る宿はたまにありますが、置かせてくれない宿はまずありません。ですが、あろうことかオヤジは、「うちのチケッ トを買うんだったら、置かせてやる」と言うのです。 そのとき仲間にチャリダーが居た私達は、太陽の島にチャリを持っていく訳にもいかず、なんとか荷物を置いていかなければいけない状況にあっ たのでした。 要はボリビア人お得意の足元を見る攻撃。あまりにムカついた私達は、色々考え「ふーん、いいんだ。お前がそう言うこと言うんだったら、俺らは チケット買わないし、明日の朝この宿からも出て行く。でも荷物置けるんだ ったら、もう一泊くらいしようかなー−−。どっちが特かよく考えてみ?」 と言って、やっとこ荷物が置けたのですが。 そのオヤジは、次の朝、性懲りもなく、「あのさ、他のツアーでもチケッ トの値段がいっしょだったらうちで買えよ」と言ってきたのでした。私達は「バーカ。誰がお前ん所で買うもんか」と日本語で言っていたのでした。 4、摩訶不思議な入村料の巻 コパカバーナにバスで入ったときの話。なんか、村が見えたなぁー−− と思ったら、いきなり人が入ってきてお金を取るのです。「なに、これ?」 と質問したら、「村を奇麗にするためのお金だ」とのこと。要は入村料。 しかもそれは強制で、コパカバーナを通り越して首都のラパスに行く人からも金を巻き上げて行きました。 私は、世界でたぶん200以上の街を回ってきたと思うのですが、そんなもん取る町は聞いたことありません。で、入った町はほとんど舗装も満足にされていず、奇麗なものは自然だけ。 汚いものは人間が作ったもの。私が回った町の中でも5指に入る汚さ(と言うか整備されてなさ)。 ツールストから巻き上げたお金はどこ行ったんでしょう?
5、ボリボリ協定料金のメルカド(市場)の巻 私達がコパカバーナのメルカドに行ったときの話。メルカドと言うのは、野菜とか、肉とか、洋服とか本当に 色々な物を売っている市場なのですが、その中にはだいたい食堂があったり します。 普通、メルカドのご飯と言うのは、現地の人が食べる中でもちょっと下の方の食事なので安いのですが、コパカバーナのメルカドは全員判で押したよ うに同じ料金。マスのから揚げが一泊の宿代と同じだけするのです。これはおかしい?と思 って色々見て廻っていたら、もっと安そうな飯を見つけました。 「これはいくら」って聞いたら?「それはない。」と言う答え。その場にはどっからどう見ても材料はいっぱいあったのですが…。そこにあるじゃん、って言ったら「これはお前ら用じゃない」と言う態度。要はみんなで共謀して、ツールストには高いものしか食べさせないようにしようということなのでしょう。 と言うことで、ボリビアは世界で一番ケチで、精神が捻じ曲がっている人々の住んでいる国だと思ったのでした。 |