「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記メキシコ編 99.9.9(木) メキシコシティーにでは地下鉄が便利である。街のメジャーなところは大概行けるし、タクシーやバスよりもぜんぜん安い。どこまで乗っても一律1.5ペソである。行き先の表記もちゃんとしてあるのでバスよりはわかりやすい。札幌の地下鉄と同じタイヤ電車で親近感が沸いたが・・・ちとちがかった。それは、やけにドアの開閉が短く、人が乗り降りしてようがしてまいがかまわず人間粉砕機みたいにドアが両側から迫ってくる。私も人間粉砕機の餌食になるところだったか、寸でのところで粉砕されずに乗りこめた。乗りごこちはなかなかだが、だいぶすっ飛ばして駅に近づくと急ブレーキ。すっ飛ばしすぎて時間が詰まってしまうのか駅でもないところに平気で停車。どこぞのゲームでは、「ちょっちょっちょっと、なーにー」と言われて減点になってしまうのでは?という実に楽しい乗り物である。 その地下鉄に乗って国立人類学博物館に出かける。前回、工事中で見れなかったヒスイの仮面が目当てである。地下鉄を降り、公園の中を露店を冷やかしながら1k位歩くと池が見えてくる。そこでボートに乗り、約1時間ほどアヒルの声真似をしながら一生懸命オールをこぐ。ボートを降り、人懐こいメキシコ人とつたない英語で楽しくおしゃべりをし、やっとのことで博物館にたどり着いた。「地下鉄で行くと遠いよ」といわれていたが、こんなに遠かったのかぁとしみじみ思ってしまった。3時間ほどかけて、途中眠りながらゆっくり博物館を見て周り、念願のヒスイの仮面も見たが「ああ、これか」とだいぶ感動薄でありました。展示の終盤でぽつぽつと雨が降ってくる。そのうち雷がなり夕立になってしまった。ふと後ろを振り返るとなんとみごと!飾りだと思ってた屋根についた数本の蛇みたいなものから水がじょうじょう流れてる。屋根を支えてる中央の柱の周りだけ雨がざーざー降っていて水のカーテンみたいに見える。すばらしい!だいぶ、お得な見学であったとご機嫌で帰ったが、日曜日は入場料無料になるということを後で聞いてだいぶがっくり。でも、博物館の違う顔が見れてそれもまたよしと思った。 今日は、だいぶ長い一日でありました。 |