「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記エクアドル編 2000.11.13(月) スペインはマドリット行きのチケットを探して、アマゾナス通り近郊を網の目のように歩く。 安いチケットがあるはずだと思いきや、みんなオンラインで調べているので横並び。しかも、年末に近いのでどんどん値段が高くなっているのだそうだ。それにもっと重要なことをいわれてしまった。 「今ね、スペインに出稼ぎに行くエクアドル人が多いのよ。で、コンチネンタル航空(ニューヨーク、アメリカ経由)とアビアンカ航空(ボゴダ、コロンビア経由)が安いんだけどね、エクアドル人はビザがないとアメリカに入国できないからアビアンカは2月の半ばまで満席なのね」と言う事で、安いチケットはいつもキャンセル待ち状態らしい。聞けば、アビアンカとコンチネンタルではアビアンカの方が100ドルほど安いし、コンチネンタルはロストバゲージの嫌な噂が後をたたないし・・・。 ウムー、どうしよう?悩む二人の目の前に新たな旅行会社が現われた。なんの変哲もないどこにでもある面構えの旅行会社。だめ元で、ドアを開き、カウンターへ。濃い顔のおねえさんが対応してくれた。 事情を話すと「んーないこともないかも」と電話をし始める。そのうち、オンラインの機械の前に座りキーボードをたたき始めた。なんだ、同じじゃないか・・・肩を落とす二人に降りたった言葉は「TAX込みで725ドルであったわよ」えーーホント?今まで聞いたどこよりも100ドル近く安いじゃないですか?なんで? 「キトからコパ航空でパナマ経由マイアミへ行くのね。マイアミからアメリカン航空でマドリットへ飛べばイイのよ。で、こうなってこうだから・・・」とメモ用紙に値段を書きながら説明してくれた。スゴイ!こんな手、使って対応してくれたのは初めてだ。 早速、予約、予約。OKよと出てきた予約を見てびっくり。27日の朝6時にキトからパナマに飛び、パナマで10時間近く待った後、マイアミ行きへ乗り替え、その夜マイアミへ到着。マイアミで26時間待った後、アメリカン航空に乗り換えてマドリットへノンストップ。キトを27日にでて、マドリットに着くのは29日の午後になってしまう。アングリ口を開けている私達をよそに「どう?どう?」と得意げにタバコをふかす濃い顔のおねえさん。 取り合えず、予約だけにして、旅行会社を出る。どうしよう?こんなフライトさぁ・・・だって、マイアミでロストバゲージあったらどうすんの?悩む二人。2月になれば、航空券もグット安くなるし、このまま安いキトにいてスペイン語でも勉強しようか?それとも、パリ(フランス)とかリスボン(ポルトガル)とかチケットが少し安い所に飛んでスペインに行くとか?でも、ヨーロッパの移動費は馬鹿にならないと言うし・・・いろいろ考えるが答えは出ないまま、どうしようと悩む二人だった。 |
2000.11.12(日) |