「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記エクアドル編

2000.6.3(土)

 キト最大の車市へ、バスで出かける。

 大きな幹線道路から横にそれた砂利道に続々と車が入っていく。車にまぎれて砂利道に入る私達。アヤ−開いた口がふさがらないほどの車の量に一瞬戸惑う。これってどうやって車買うだろう?取り合えず持ち主に値段聞こうと目に付いた車に乗っていたオジさんに「これいくら?」と聞いてみると値段を言ってくる。なあんだ、値段を聞いて値下げ交渉すればいいんだぁ。ちょっと、安心。

 さらに奥に進む。進むにつれて車の数が増えてくる。そして、行きついた先は、ちょっとしたT字路にぎっしり車が並びそのT字路を中心に両側の道路いっぱいに車が並んだ空間だった。一体、ココには何台車あるんだろう?数百台?数千台?全部売り物か?なんだか、車を見る前から疲れてしまった。

 取りあえず、大型のワゴン中心に値段を聞いて、エンジンの調子や燃費について聞いてみる。どれもこれも調子の良い事をいい張り、めちゃくちゃ高い値段を言っているような気がしてならない。

 そんなに調子良いんだったら、ボンネットを開けてエンジンの調子みせてもらおうじゃないかぁ。と、ボンネットを覗くとあれまぁ、キャブの上についているエアクリーナーがなかったり、錆びだらけで真茶色だったり、アイドリングが低いならイイがなんだか今にも止りそうな音だったりとボロさ見え見え。でも、新車のように綺麗なものもある・・・でも、こういうのは、いくら言っても高い値段から下がらないが・・・よく見ないと変な車を掴まされてしまう。と言ってもこんなにあったらなぁ・・・考えるだけで疲れてしまったが、車欲しさにでくでく車の間を歩き回る。

 1往復・・・途中・・・あれ?さっきこの車向こうにいなかったっけ?あーあいつら移動しまくっているぅーーー。さっき値段を聞いた車にまた値段を聞いてしまった。お願いだからその場に停まっていてくださいと懇願。二度手間に更にどっと疲れる。

 そんなこんなで、目をつけた車に唾をつけただけで、ものすごい疲労感と共に帰途につく。ああ、疲れた・・・本当に車、買うんだろうか?いや、あの車市で買えるんだろうか?

 
2000.6.2(金)