「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記チリ編

2000.10.25(水)

 乾いた冷たい風が吹く中、青い空からサンサンと太陽が降り注ぐサン・ペドロ・デ・アタカマ。何も変わらぬ朝、私達は宿のオヤジと共に牛次郎を押していた。1週間近く、ほったらかしにしていたせいか、どこまで押してもエンジンは掛からず。結局、その辺を走っていた車に引っ張ってもらってようやく出発することができた。

 砂漠をひた走る牛次郎。空の青と砂の大地それ以外は何も見えず、乾いた熱風が私達から水分を奪って行く。もともと、ミイラの青山さんとうめちんは、カラカラ干からびミイラになりつつある・・・どこまで走っても変わらぬ風景は何かを不安にさせる。オレンジ色の空が長い昼間にようやく終わりを告げる。そして、深夜近く、峠を越えるとオレンジの光り輝くアリカの街が見えてきた。明日は、なつかしのペルーへ・・・

2000.10.24(火)