「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記チリ編

2000.1.21(金)

 帰りのバスの予約を取りにバス会社に行ってみた。何処のバス会社も「2月の半ばまでいっぱいよ」と言うお答え。これは、困った。1ヶ月もここにいる気は、ぜんぜんない。悩む。船にしようか?と思ったが、一番安いクラスでも一人US200ドルもするし、こんなに高いのに、結構先までほとんどのベットが予約で満杯だと言う。はて、困った。じゃあ、飛行機は・・・これは、考える余地がある。1人US100ドルで毎日飛んでいるので、そんなに待たずに乗れるらしい。でも・・・とまた悩む。

 夕飯どきにお好み焼きを食べながら、さんざん話し込んでいると、隣にいたドイツ人が「リオガジェゴスまでバスで行って、そこからヒッチするとイイよ。俺も来る時は、ヒッチで来たんだ。ただ、ブエノスアイレスから6日もかかったが・・・」と助言が飛んできた。またまた悩む。宿の主人は、バスが捕まるまでここにいなさいよと甘い言葉をかけてくる。どんどん、悩む。

 結局、相当考えた挙句、ヒッチに決まった。不安と期待とが入り混じる心境であるが、やってみるのもイイかもしれないと腹をくくったのである。まあ、車がつかまらなければ、ローカルバスを捕まえればいいことであるので気は楽だった。方向が決まると一気に心が軽くなったり、予約を急いで取る必要もなくなった途端、だらけモードに突入してしまった二人。「いつ出る?」「うーん、しばらくゆっくりしようか」「その内、バスの予約取れちゃうかもね」「はは、そしたらバスで帰る?」そんな会話が展開された。ダメな二人である。

 
2000.1.20(木)