「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ボリビア編

2000.4.7(金)

 町のメイン道路にバスが一台もいなくなった。情報によると昨夜の11時ころラ・パスに向けて一台のバスが走ったと言う。ああ、昨日のバスかなぁと思ったが、私達には関係なかった。高いラ・パスに高いお金を払って、無理やり移動するよりは、宿代の安いコパカバーナにいたほうが都合がいいと思ったからだ。

 ただ、何もする事がなく、ひまでしょうがない。メルカドも店もほとんど閉まっている。町は、風前のともし火と言う感じで静まり返ってしまっていた。チャリダーからのメールで彼がラ・パスに着いたという情報が入った。ラ・パスまでの道は、壊れた車や住民が置いた石などで通行困難だったようで、高い金を出して船でウワタハタまで行った外人ドモは、結局、ウワタハタで身動きがとれなくなってしまったらしい。やっぱり・・・と心の中でそう思った。

 これだけストをやっていると、生活費とか大変なんじゃないかしらとちょっと心配になってしまった。どちらかが、妥協しなければいつまでもストする気なんだろうか?自分の生活まで頭が廻らないのだろうか?あれこれと考えるが、ボリビア人の考えることはよく分からないと言う結論に落ち着いてしまった。とにかく、早くバスが動かないかなぁと思い始める今日この頃であった。

 
2000.4.6(木)