ユング・タロット －Jung Tarot

■ユング心理学の世界へ

"ユング心理学とタロットカードの画期的なコラボレーション
携帯電話用サイトで評判となった「ユング・タロット」がついに書籍として登場しました。
　これは、英国占星術会の重鎮マギー・ハイド氏と、大人気の占術家である鏡リュウジ氏が共同で制作した新しいタロットカードで、心理学者ユングが説く「アーキタイプ(元型)」を、22枚の「カード」という形に落とし込んだものです。
　たとえば、母なるものである「グレートマザー」、意識と自我の乗りものである「英雄(ヒーロー)」、豊かな可能性を秘めた「子ども(プエル)」、理想的な女性像である「アニマ」や、理想的な男性イメージである「アニムス」、偉大なる父なるもの「ファザー」や、自分の中の暗い面である「影(シャドウ)」など……ユング心理学で発見してきた、数々の元型をカードにしています。
　ユング・タロットでは、カードをひくことによって、どんな元型的なイメージが、今、あなたの中で、あるいはあなたの背景で、無意識的に働いているかをみていくことになります。つまり、心を集中させてこのカードをひくことで、心の中にある「無意識」を「意識化」することができるのです。そして、それはあなた自身を深く知り、より適切な行動に導いてくれるはずです。
　師であったジークムント・フロイトと袂を分かつことになった際に、自らをタロットカードの「吊られた男」に喩えたというユング。錬金術や曼荼羅などにも造詣が深かったとされる彼の抱いていた世界観は、決してタロットカードや占いと遠くかけ離れたものではなかったはずです。「ユング心理学」と「タロットカード」のコラボレーションは、既存のカードとは違った角度からの深い洞察を与えてくれるのではないでしょうか？
　22枚のカードを彩る絵柄は、切り絵作家として活躍中のナカニシカオリさんによる作り下ろしたのもです。可愛らしくユーモアあふれる雰囲気の中に少し""毒""のある絵柄が、「無意識」の世界へいざなうことでしょう。
　タロットカードファンや占い好きな方のみならず、ユング心理学を理解したい方には必読の書です。『ユング・タロット』の世界を、存分に味わいつくしてください。

■タロットカードとは？

特別な知識を必要とせず、買ったその日から神託(オラクル)を受けることが出来る。引いた人を落ち込ませるようなネガティブな内容のカードがない。というような特徴を持つオラクルカードに対して、タロットカードは78枚もあり、覚えなければならない決まり事も多い。スプレッドが複雑。ネガティブな結果が出てくることもある。など、敷居が高い印象が否めないタロットカードですが、その分、詳細な結果を導き出せるという利点もあります。勿論、タロットそのものが持つ神秘性にも抗い難い魅力があります。

■著者紹介

著者：マギー・ハイド
英国のケント大学で「神秘主義と宗教的体験」の研究により、文学修士号を取得した学者肌の占星術家。1983年に創設した英国占星術のための一流の教育機関「カンパニー・オブ・アストロロジャーズ」では、今でもレギュラーで授業を担当。著書に『ユングと占星術』（青土社）ほか多数。ユング心理学と占星術の国際的な語り手としても世界に広く知られている。
著者：鏡リュウジ
占星術研究家・翻訳家。雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメディアで活躍、とくに占星術、占いに対する心理学的アプローチを日本に紹介、幅広い層から圧倒的な支持を受け、従来の「占い」のイメージを一新する。著書に『あなたの星座と運命』（説話社）、『オルフェウスの卵』（文春文庫）、『タロット　こころの図像学』（河出書房新社）ほか多数。
イラスト（切り絵）：ナカニシカオリ
切り絵作家。切り絵作家百鬼丸氏のもとで切り絵を学ぶ。2008年独立後、年間2回ほどの個展を開き、東京を中心に岐阜や大阪など、各地で発表の場を広げている。2008年ジャイアントマンゴー主催『COLORS』にて金賞受賞、2009年アートコンプレックスセンター主催『Artcomple X 09』にてオーディエンス賞、優秀賞受賞。

サイズ：H192×W133×D26 mm
枚数：22枚
付属品：日本語版解説書（正規付属品）

出演、製作者	マギー・ハイド 鏡 リュウジ ナカニシ カオリ
ブランド	説話社
【大ロットでの購入について】	飲食店様、雑貨店様など、業務用の数の多いご注文も大歓迎です。在庫がある分は即納できます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
商品サイズ	約2.60cm x 13.30cm x 19.20cm 約310g