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スリランカ伝統のテラコッタ 素焼き食器・鍋
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■スリランカ料理の風景
インド洋に浮かぶ宝石のような島国・スリランカ。ココナッツが生い茂る豊かなこの島は、セイロンシナモンや胡椒といったスパイスも産出し、インド亜大陸圏のなかでもひときわ魅力的で特徴的な食文化を育んできました。ここに紹介するテラコッタの食器・調理器具はそんなスリランカの食文化に寄り添って古の時代から現在に至るまで人々に愛されてきた、現地の食の風景に欠かせない存在です。紀元前の地層からも発掘が報告されているというから驚きですね。
特にターメリックの黄色・バナナリーフの緑色・そしてテラコッタの落ち着いた土色の三色の組み合わせはスリランカ料理の代表的なカラーリングと言ってよいでしょう。
この素朴な器が、技術が発展した現代にあってもなお愛用されているのは、ひとえに「この鍋/器で食べる料理は美味しいからだ」という考えがあるからなのだそうです。粘土の多孔性と断熱特性により、食材がゆっくりと加熱され、風味が相互に馴染むのだとか…。また素焼きの壺が気化熱により水を冷やすのはよく知られた事象ですね。
■スリランカ料理以外にも
こちらのテラコッタは落ち着いた風合いが魅力的です。主張しすぎない色合いなので、スリランカ料理以外の料理にももちろんお使いいただけます。大皿はワンプレートランチに、小皿やボウルはスープや取り分けに。様々なシチュエーションでお使いいただけます。■シーズニングについて
レディメイドの考え方に慣れてしまった私達には驚きですが、スリランカのテラコッタ食器にあたっては、「すぐに使用できる既製品は中古品である」という考えがあります。そのため、新品の状態では軽く叩くと澄んだ音がしますが、このまま使用すると料理に含まれる水分をどんどん吸ってしまいますのでまずはシーズニングを行なってください。■シーズニングの手順
1:水に浸す・クレイポットを丁寧に洗い、一晩水に浸します。
・金属タワシなど硬いもので洗うことは避けてください。
2:油をなじませる
・クレイポットにサラダ油やココナッツオイルを手に取り、塗り込みます。
・十分に油を染み込ませます。
3:米の研ぎ汁で目止めする
・鍋などの調理器具は、米の研ぎ汁を入れて一度沸騰させ、自然に冷まします。お皿やボウルにはこの工程は必要ありません。
4:土臭さを消す
・土臭さが気になる場合、使用前に一度玉ねぎなどを炒めると良いです。
5:洗い方
・軽く水洗いするか、ナチュラルな石鹸を使って洗います。
・合成洗剤の使用は避けてください。
詳細な方法は下記ブログ記事も合わせてご参照ください。
あなただけの食器に進化する♪ スリランカの素焼きの陶器
あなただけの食器に進化する♪ スリランカの素焼きの陶器
ひと手間こそかかりますが、その分愛着の湧くスリランカテラコッタ。使い込むほどに味わいのでるアイテムです。ぜひ末永くご愛用ください。