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キヌア
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キヌアは、キノアとも言われ、ヒユ科アカザ亜科アカザ属の植物で南米アンデス山脈の高地で数千年前より食用に栽培されていました。モロコシ、キビ(黍)、アワ(粟)、ヒエ(稗)などと同様に雑穀に分類されています。インカ文明ではキヌアはトウモロコシと同様に貴重な作物であり「穀物の母」と称され神聖な作物と見なされていたようです。スペインのインカ帝国征服後、スペイン人はインカ文明を払拭し現地人を同化させる為に、キヌアの栽培を禁止しました。そのためもあるのか、ペルー、ボリビア周辺の限られた場所が主な生産地で年間の生産量もヒエやアワなどに比べて少なく貴重な穀物と言えます。キヌアの草丈は1-2メートルと高く分枝は少ないが一つの房に直径約2mmの種子を250-500個程度つけます。冷涼少雨な気候でもよく育ち、植物の栽培が厳しいアンデス地方の気候に適した植物と言えます。キヌアの穂は品種により、赤、黄、紫、白など様々色をし、種皮の表面にはサポニンという植物毒があります。その種皮を脱穀した後は、白く扁平な円形になり食用として食されます。
■いろいろ優れた食品
キヌアは、稗やアワといった雑穀同様に栄養価が高く、タンパク質を多く含み、グルテンを含まないため、小麦アレルギーのような対グリアジンアレルギーを持つ人でも摂取が可能です。べマグネシウム、リン、鉄分など無機質(ミネラル)やビタミンB類も多く、特に葉酸は緑黄色野菜に匹敵する量を含んでいます。リシン、メチオニン、イソロイシンなどの必須アミノ酸等も多く含みます。脂質のほとんどがリノレン酸、オレイン酸といった不飽和脂肪酸で、特にリノレン酸はコレステロールの産出を抑制するなどの効果が期待され、近年ヨーロッパや日本などで健康食品として注目されています。又、コレステロール値を下げる効果がある一方、赤血球を破壊する性質(溶血性)があるサポニンも多く含まれています。
■料理方法はアイデア次第
ボリビアやペルーの山間部では、スープとして食されることが多く茹でたキヌアは、ぷちぷちした食感が楽しく、粘りがありません。また、その食感を楽しむお菓子等にもつかわれます。キヌアを発酵をさせることでアルコール分を発生させる穀物酒を作ったりもしています。他の食材の味をあまり邪魔しないので、アイデア次第で色々な料理にお使いいただけます。又、手軽に炊けますのでキヌアごはん、またサラダやスープなどいろいろお使いください。